尾谷香奈
Otani Kana
弁護士
[神奈川県弁護士会所属]
2013年3月
関西学院大学法学部法律学科卒業
2015年3月
京都大学法科大学院修了
2015年9月
新司法試験合格
2016年12月
弁護士会登録(第69期)
2016年12月
弁護士法人名古屋総合法律事務所入所
2018年8月
神奈川県内の労働基準監督署着任
(弁護士会登録抹消)
2022年4月
愛知県内の労働基準監督署着任
2025年4月
弁護士会再登録
2025年4月
弁護士法人常磐法律事務所入所
MESSAGE
人々の安心・安全な暮らしのために

私は法律事務所にて勤務した後、ご縁があり、労働基準監督署にて労働基準監督官として勤務してまいりました。監督官の仕事は弁護士とは異なり、中立の立場から労働基準関連法を適切に運用することにあります。監督指導や審査業務のほか、時には司法捜査を経て検察送致も行います。こう聞くと、とっつきにくい場所のような印象を受けるかもしれません。

ですが監督官も、法律相談や支援活動などを通じ、労働者や雇用主に寄り添ってお話を伺うことも少なくありませんでした。あらゆる職業の方々と直接お話しさせていただき、時には業界のことを教えていただく機会にも恵まれました。

そのような中で「働くことの意義」を常に考えさせられました。お金を稼いで生活の基盤を作るため、生き甲斐のため、色々あるかと思います。しかし世の中には、労働によって心身が苛まれる出来事も決して少なくありません。生きるための労働によって、過剰なストレスや危険を抱えること、ましてや、命を落とすようなことは避けなければならないと考えます。

「人々が安心・安全に働いて暮らしていけるよう、役に立ちたい。」そのような理念を次第に持つようになりました。

常磐法律事務所では「お客様一人ひとりの日常生活を組織として守り抜く」を理念として掲げています。この「日常生活」と「労働」は密接に結びついていると思います。多様な産業に恵まれ、多くの人々が暮らすこの神奈川の地で、当事務所の一員として日常問題の解決に貢献できるよう、真摯に取り組んでまいります。

また、人の暮らしも、事業の経営も、労働基準監督署のほか様々な行政機関との関わりは避けられないかと思います。実際に勤務していた私自身の経歴が、そういった面でも何かしらの役に立てれば幸いです。

傾聴して心に寄り添うこと

私自身は決して立派な人間でもなく、落ち込んだり失敗したり、家族や周りの人々に助けていただきながらここまでやってこられた人間だと感じます。私が人からそうしてもらってきたように、私も人に傾聴し、寄り添う姿勢を大切にしていきたいです。

物事には法律云々以前に、実際に問題となっている事情があります。その事情をよく把握し、分析するためにも、当事者の痛みや大切なものを理解し、苦しむ理由を理解することで、物事の本質を見極めたいと考えております。

疑問点や不明点は遠慮なくお尋ねいただければ幸いです。問題解決に向けて、共に歩みを進められるよう尽力いたします。

出身地
大阪府富田林市
趣味・余暇
の過ごし方
舞台観劇、旅行、編み物
好きな言葉
一期一会